うどんげ

うどんげ
うどんげ【優曇華】
〔「優曇」は梵語 udumbara の音訳「優曇波羅」の略〕
(1)クワ科の常緑高木。 イチジクの近縁種。 インド・セイロン島などに分布。 花は壺状の花托の内面に生じ, 果実は食用。 花が外部から見えないところから, 仏教では三千年に一度花が咲くといわれ, 花の咲く時は金輪王(コンリンオウ)が出現するとも, また, 如来が世に現れるとも伝えられる。
(2)バショウの花の異名。
(3)クサカゲロウの卵。 楕円形の粒で, 緑色, のち白色に変わる。 糸状の細い柄の先に垂れ, 草木・器物・天井などに群がってつき, 花のように見える。 吉兆とも凶兆ともいわれる。 うどんげの花。 ﹝季﹞夏。 《~にかざす仏の灯をかりぬ/富安風生》
(4)〔三千年に一度咲くとされていることから〕
きわめてまれなことに出あうことのたとえ。

「たまたま逢ふこそ~なれ/狂言・花子」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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